ハチミツ兄妹の保護に向け、こんな事を心掛けていました。
保護する3つのポイント
長い時間をかけた結果、第一段階
①「人に慣れる、警戒心を緩める」この事には成功したと思います。
次の段階
②「触れるレベルまでに慣れさせ、恐怖心を払拭する」これは下心無く、ご飯を何気なくあげる事を繰り返せば、段々と克服出来ました。
そして前回ご紹介した
③「手作りの首輪を付けてアピールする」これは、抵抗される事も無く成功しました。
保護した時に付けていた首輪。
保護するまで2人を守ってくれていた大切な物です。
これを付けて、この2匹を目にする周りの人に対しても
- お世話をされている野良猫
- ちょっと守られている野良猫
- 保健所に持ち込まれない野良猫
- 散歩猫かもしれない猫になりました。
特に、不定期でやって来る餌やりさんに対してのアピールが出来る様になりました。
これで、少し保護に向けてやり易くなります。
保護前の様子
懸命に、生きる為にご飯を食べるハチミツ兄妹。
同じご飯じゃ無くても、何をあげても全部食べていた2匹。
雨にもめげず、ご飯を貰いに来た子猫に強い生命力を感じます。
生きる為に食べるハチミツ兄妹
この日も、朝から雨なのにやって来て、ご飯をガツガツ食べていました。
雨だから餌やりさんが来なくて、ずっと待っていたんでしょう。
猫缶は、あっという間に無くなりました。
いつから待っていたんだろう?って、お腹空いていたんだろう、って。
そう思うと、野良猫の置かれている環境は本当に厳しいです。
2匹に付けた手作り首輪
即席で付けた首輪ですが、なかなか似合っていると思いました。
ハチミツ兄妹にとっては、産まれて初めての首輪になりました。
意外だったのは、警戒心の強い♀ミッツさんに嫌がられずに首輪を付けられた事です。
常にハッチから50センチ以上離れて人間を警戒していたミッツさん。
なかなか触らせて貰えなかったけど、この時は想像以上に上手くいきました。
ハッチは、ご覧の通り馴染んでいます。
この時から♂ハッチは、警戒心も強くないし家猫に向いていると思いました。
一方、♀ミッツはちょっと気難しい感じの子に見えました。
保護した後も、慣れるまで苦労しそうだな~って思いました。基本、うちにいる子たちは男の子より女の子の方が難しい性格でしたから。
いつもの様にご飯をあげる
保護実行の日に向けて、日夜ご飯をあげました。
「怪しくないからね、警戒しないでね~」と思いながら、黙々と2匹に接しました。
そんな、人間の下心を知るよしも無く、2匹は目の前にあるご飯を生きる為に一生懸命に食べていました。
そして、いよいよ保護に向けて動く日を決めて、2匹が確実に来る夜に、いつもご飯をあげていた場所に行くことにしました。