親猫が避妊手術が出来る条件
- 授乳している子猫が離乳を始めている
- 親猫の健康状態に問題が無い
- 最低でも出産後1カ月以上経っている
うちの母猫ミケチュさんは、出産後50日で避妊手術をしました。
手術を少し遅くしたのには理由がありました。
それは、まだ離乳が遅かった子が居たからです。
4月8日に子猫を4匹産み、子猫たちが離乳食を食べ出したのは5月8日頃からでした。
4匹の子猫の中には離乳食をよく食べる子と、まだまだ母乳の割合が多い子が居ました。
離乳食をよく食べるショコラちゃん(手前)
まだまだ母乳をよく飲むユキちゃん(奥から2番目)
(それぞれの横で寝てるキナコちゃん、ゴマちゃん)
出産後40日過ぎても授乳していて、母猫のミケチュさんには発情の兆候が見られなかったので50日後まで延長しました。
幸い、子猫にも母猫にも、ちょうど良いタイミング(離乳、体調回復)で避妊手術が出来ました。
- 4月8日 4匹の子猫を出産
- 5月8日 子猫が離乳食を食べ始める
- 5月27日 避妊手術を受ける
- 5月28日 1泊で退院
- 6月10日 抜糸して、術後服を脱ぐ
手術の前後にする事
①手術に向けて、動物病院の先生に母猫の体調、気になる事を伝え手術の日を決めましょう。
②前もって、手術が問題なく出来るかどうか血液検査などの術前検査をします。病院によっては、当日、術前検査して手術出来ない事もあるそうです。
③体調に問題が無ければ避妊手術になります。
授乳中のミケチュさんと4色団子兄妹
- 手術前日の夜から絶食します。(12時間以上の絶食が必要)夜ご飯は抜きますが、水はあげても大丈夫。
- 当日は朝から水も抜きます。絶食は胃の内容物が逆流して気管に入らない為です。脱水が気になりますが、手術中は点滴をしているので大丈夫です。
- 昼からの手術に向けて、午前中に病院に連れて行きます。(よほど大きな病院じゃ無い限り、一般の病院は午前中に通常診察、午後からの手術になります)
- 基本、一泊入院になります。メスは開腹手術なのでその方が安心ですね。(腹腔鏡手術対応の病院もあります)
- 翌日、迎えに行きます。術後の状態が良ければ朝からでもいいです。早く会いたいですから。
- 開腹した所は、基本、糸で縫合してバンテージ(粘着包帯)や腹帯、エリザベスカラーをしています。
市販の術後服も薄い生地があるし、種類も多いので着せても良いでしょうね。
病院によっては、腹腔鏡手術で傷口を極力小さくして何も付けない事もあるそうです。 - 猫が開腹箇所を気にして舐めますが、包帯が剥がれたり、かぶれが気になる時は病院へ相談しましょう。
- 7日から10日で抜糸を兼ねて、健康状態を診てもらいましょう。
抜糸に行けない子には、抜糸が必要ない糸を使って埋没縫合している所もあります。
母猫ミケチュさんが一泊避妊手術中に、初めて4色団子兄妹だけで寝ている様子。親子が離れたのは、この時だけ。
無事に一泊の避妊手術を終えて、子猫の元に帰ってきたミケチュさん。
授乳を止めた母猫
ミケチュさんは術後から、子猫への授乳を止めました。
当然、傷口の痛みもあるでしょうが、4色団子の子猫たちに「もうミルクは卒業ですよ」と言っているようでした。
離乳の時期は、母猫の方から授乳を嫌がる事が多くなります。
子猫が母乳を欲しがって、母猫にすり寄って来ても相手にせず移動したりします。
母乳を欲しがるユキちゃんもこの後、ミケチュさんにスルーされました。
これが母猫の子育てなんでしょうね。
包帯が取れてきて、子猫に母乳を求められていたので手作りの術後服を着せました。
薄いロンTの袖です。
これで完全に離乳できました。
抜糸して術後服を脱いだミケチュさん。体調は終始良かったです。
成猫の避妊手術は、子猫の時の手術に比べて、やっぱり大変ですね。
ミケチュさんお疲れ様でした。