ご飯を求めて彷徨っていた茶太郎
毎日、毎日、餌も無いのに庭へ侵入していました。
庭に居付いた茶太郎
毎日やって来る茶太郎
最初から、やけに馴れ馴れしく鳴いてご飯を求めてくる猫でしたが、その姿勢は一貫していて、食べたらすぐにどこかへ行きます。
とは言っても定着した場所は無い様で、辺りを一周回って戻って来て、すぐぞばで寝ている事もありました。
ふと気が付くと、庭に茶太郎が居る日が多くなっていきました。
その内、毎日、茶太郎が庭に居る事になりました。
茶太郎はどこの子
突然現れた茶太郎
こんな調子で何日か経ち、当然色々な事が気になり始めました。
茶太郎はどこから来たんだろう?どこの子なんだろう?このままの状態じゃ良くないよな~と。
1歳に満たない茶太郎は去勢しておらず、近所に定着していた散歩猫のチャー坊と呼んでいた大きなオスと顔を合わせるたびに激しいケンカをしていました。
先住の散歩猫のチャー坊
茶太郎の所在は不明のまま
基本、お腹はいつも空いていて、ご飯をあげると全部食べていました。
山盛りにドライフードをあげても平らげました。
「今日1日、何も食べてなかったんだな」と思う瞬間でした。
この時、私の状態は俗に言う「無責任な餌やりさん」です。
どうにかしてあげないと、、、と思いつつ目の前のお腹を空かした子にご飯をあげているジレンマ、、、。
猫に携わった人の多くが直面する事
- ずっと見てきた飢えた猫に対する思い
- 飼えないけど目の前には、お腹を空かせた猫が居る迷い
- 見るからに病気の猫でも、せめてご飯だけでも食べさせたい
- 栄養が行き渡り、健康になれば未避妊・未去勢で繁殖を繰り返し、結果、不幸な猫が増え続ける悪循環になる事への罪悪感
- そうは言っても目の前の命を切り捨てることが、どうしても出来ない
野良猫 茶太郎の当時の様子
そうこうしていると茶太郎は、日に日にご飯への要求が高くなってきました。
うちでご飯を貰えるまでずっと待っていたり、朝も昼も夜も夜中も、寒い日も雨の日もやって来ました。
茶太郎の足の裏は、洗っても取れないくらい固くて汚れていました。
爪も鋭く伸びています。
体中が埃っぽく、ガサガサした毛並みで艶がまったくありません。
さずがに、この姿を見ると茶太郎をどうにかしてあげなきゃ、、、と言う思いが湧いてきます。
完全に、茶太郎の術中にハマってしまいました。
続く、、、