10匹が同居している我が家のキャットフードの紹介です。
今までの21年間で、本当に数え切れないドライフードを試しました。
現在のメインフードはロイヤルカナン。
今現在、メインとなっている物をピックアップしてみました。
アロマエクシジェント
成猫用
400g、2kg、4kg、10kg
生後12カ月~7歳まで
食事にこだわりがある猫
魚の良い香りがして、いかにも猫が好きそうなフードです。
うちではメインのフードになっています。
我が家的には、1番のロングセラーです。
10匹の大家族なので、注文するのはいつも10kgで、1カ月でほぼ無くなります。
エクシジェントは3種類
3種類とも、400g、2kg、4kg、10kg
生後12カ月~7歳まで
- アロマ・香りにこだわる猫用
- セイバー・味わい、食感にこだわる猫用
- プロテイン・高タンパクな栄養バランスにこだわる猫用
すべて4kg入りで3カ月間、試した結果は
- アロマ
- セイバー
- プロテインの順番で人気がありました。
①と②は僅差でした。③は今ひとつでした。
形は、やや平らで丸形です。
食べやすく、丁度良い大きさです。
慌てて食べる猫は、荒噛みになるかもしれません。
インドア
成猫用
400g、2kg、4kg、10kg
生後12カ月~7歳まで
室内で生活する猫用
香りは肉っぽい感じで、超高消化性タンパクと食物繊維配合で消化の良さがウリです。
インドアをメインに食べてる猫はウンチの量が、やや少なく感じます。
今、うちでは2番目の人気になっています。
ずっとあげていると飽きるので、1~2カ月置きに2kgか4kgを複数回注文しています。
インドアは3種類
- インドア・室内で生活する猫用(成猫)
- インドアロングヘアー・室内で生活する長毛の猫用(成猫)400g、2kg、4kg、10kg
- インドア 7+・室内で生活する7歳以上の猫用(中高齢猫)400g、1.5kg、3.5kg
- インドアは平均的に、みんな食べます。
- ロングヘアーは、対象の猫が1匹だけですが、その猫の好みでは無かったようです。他の猫が食べていました。
- インドア 7+は、対象の猫が3匹でしたが、食い付きは今ひとつでした。腎機能にも考慮しているので、成分的に物足りなかったのかもしれません。
形は、やや大きめな三角形で厚みがあります。
丸呑みは出来ないので、みんなよく噛んで食べてます。
ステアライズド
成猫用
400g、2kg、4kg
生後12カ月~7歳まで
避妊、去勢で太りやすい猫用
食物繊維と脂肪含有量を調整していて、尿路にも考慮している。
香りは肉っぽくてインドアに近いが、やや弱い香りに感じる。
ステアライズドとインドアを長期間並べて置いて、食いつきを比べましたがインドアの方が人気でした。
うちでは、避妊去勢手術の後、激太り傾向の猫にあげています。
ステアライズドは3種類
- ステアライズド・避妊、去勢で太りやすい猫用
- ステアライズド 7+・避妊、去勢で太りやすい猫用7歳~12歳(中高齢猫)400g、1.5kg、3.5kg
- ステアライズド 12+・避妊、去勢で太りやすい猫用12歳以上(高齢猫)400g、2kg、4kg
- 猫的に人気なのは、ステアライズドもインドアと同じ様な感じで、生後12カ月~7歳までの物をよく食べます。
- 7歳~12歳までのステアライズドは、イマイチ食い付きが良くなかったです。
- うちでは、12歳以上になるとステアライズドより、腎臓サポートをあげる事が多かったです。どちらも、年齢的に食が落ちてくるので、食い付き方は良くないですが、、、。
やや大きめの平たい円形
厚みはインドアより薄い
大きさ的に、丸呑み出来ないので良く噛んで食べている。
センシブル
成猫用
400g、2kg、4kg、15kg
生後12カ月~7歳まで
胃腸が敏感な猫用
香りはアロマエクシジェントにやや近い感じ。
超高消化性タンパクとフラクトオリゴ糖などを配合して腸内細菌のバランスを整える。
高エネルギー密度に調整しているので、少な目な量で栄養が取れる。
うちでは、末端軟便傾向の猫にあげています。
ウンチの最後、1/3~1/5くらいが柔らかい猫(1歳)に効果がありました。
やっぱり、プレバイオティクスの機能が効いているんでしょうか、、、。
それと、食べ過ぎる傾向の猫には、少な目のご飯の量で維持出来るので助かっています。
3種類の形状
大きさは少し小さめで食べやすそうにしています。
腎臓サポート(食事療法食)
腎臓サポート、スペシャル
慢性腎臓病の猫
食事療法食
400g、2kg、4kg
高消化性タンパク質配合。
エネルギー含有量を調整。
リンの含有量を低くしている。
香りは強めで、食い付きが割といい。
基本、腎臓病の猫は、いつもあげているフードを食べたり食べなかったりします。
腎臓サポートのフードを数種類揃えても、どれも気に入って貰えず、かなり苦労します。
ドライフードでも、ウェットフードでも食欲、食い付きの結果はあまり変わりませんでした。
腎臓サポートは3種類
腎臓サポート・粒は大きめの円形で厚みもあります。
腎臓サポート スペシャル・粒は小さめの三角形で、やや厚めです。
腎臓サポート セレクション・粒は四角形で外と中の食感を変えています。
うちでは、3種類の腎臓サポートの400gと2kgを、その時の食い付き具合で使い分けています。
- 腎臓サポートスペシャル
- 腎臓サポート
- 腎臓サポートセレクションの順で人気がありました。
うちでは、スペシャルが断トツで人気があります。
小さめで三角形
やや厚みがある。
けっこう食べやすそうにしています。
消化器サポート(食事療法食)
消化器サポート
消化器疾患(嘔吐、下痢、軟便)の猫用
食事療法食
500g、2kg
高嗜好性を謳っているだけあって、療法食の中では食い付きがいいフードです。
高エネルギーで、少ない量でも必要なカロリーが摂取出来ます。
腸内バランスに配慮して、可溶性食物繊維も配合されています。
消化器サポートは3種類
(※消化器サポートと、消化器サポート可溶性繊維は間違えて購入しやすいので注意です)
消化器サポート・消化器疾患(嘔吐、下痢、軟便)の猫のフード(高消化性、高エネルギー、高嗜好性、複数の食物繊維を配合)
消化器サポート、キトン・消化器疾患(嘔吐、下痢、軟便)の子猫のフード(高消化性、高エネルギー、ふやけやすい粒、複数の食物繊維を配合)400g、
消化器サポート可溶性繊維・便秘の猫のフード(高消化性、適切なエネルギー、可溶性食物繊維を配合)500g、2kg、4kg
見た目は腎臓サポートに似ていますが、より小さい三角形で厚みはやや薄くなっています。
匂いはアロマエクシジェントに似ていて、食い付きの良さを感じます。
数匹の猫が丸呑みして食べていますが、消化が良いので問題ありませんでした。
大きさ比較
10kgのアロマエクシジェントと2kgのキトンです。
並べると、こんなに違います。
高齢猫フードの難しさ
うちでは、現在1歳から10歳までの猫が同居しています。
昨年までは20歳の猫も居て、フードにはかなり気を遣いました。
高齢猫になると、1日で体調が目まぐるしく変わります。
- 当日は、このフード。
- 翌日は、また違うフード。
- この日はドライフード。
- ウェットを食べない週もあったり、色々です。
高齢猫のお世話をした事がある方なら、よくお分かり頂けると思います。
・20歳
♂グビチュさん
出来れば、年齢に応じたフードを食べてくれて歳を重ねて貰いたいところですが簡単にはいきません。
多頭飼いなら、それぞれ年齢の違う猫が好みのフードを各自で食べてしまいます。
猫の年齢と体調を考慮して数種類のフードを取り分けると、最初は人間の希望に近い形で食べてくれます。
しかし、最後は猫の欲している物をそれぞれが食べる事になります。
・パウチを食べるグビチュさん
高齢猫も例外ではありません。
歳と共に痩せてきたら、その猫に残された時間は同じ様な感じになります。
療法食が体へ負担にならない事は分かっていても、食べなくなった時期から考え方が変わってきます。
「好きな物を食べてくれるだけで十分」
全く食べないより、少しでも好きな物を自ら食べてくれたらそれでいい!って感じです。
これは、人間の精神的な気休めだけでは無く、実際に20歳でどんどんと痩せていった高齢猫が自分で食べた時だけ何度も元気になり、ご飯を欲しがって力強く鳴いてくれた日々があった事に基づいたものです。
まとめ 大切な5つの事
人間の思惑と、猫のフードに対する意思は必ずしも一致しませんが、次の事を念頭に置いておけば苦になりません。
- 猫が食べたい物と、人間が食べさせたい物はいつも一致するとは限らない。
- 猫が食べやすいだろうと、気を利かせても思う通りにはしてくれない。
- 猫が好きだろうと、買ってきた物を必ず喜んでくれるとは限らない。
- 猫がいつも食べているからと、同じ物をあげても食べないのは当たり前の事。
- 猫は本能的に、その時点で体に必要な物を食べようとする。
ただし、「チュールは別腹!」な猫もいる事は事実ですが、、、。
少々、フードの事で猫に振り回されても、それは日常的な事ですし、ずっと続く課題でもあります。
「猫の思考と嗜好は奥が深いです、、、。」
猫の思う、食べ物、飲み水、トイレ、寝床の4要素を満たすのは、なかなか大変な事ですね。