2017年に膀胱結石が見付かり、2年近くの間、血尿との戦いだった先住猫のチビ助さん。
結石の位置次第で血尿が出たり、出なかったりしました。
チビ助さん 当時9歳
実際のX線による結石画像
画像のやや右側にある白い塊が結石です。
上が2018年
下が2017年
形が変わって見えますが、大きさは変わらないようです。
療法食で大きさは抑えられていた様な感じです。
同じ角度で撮影して、形が変わって見えています。
療法食はロイカナ pHコントロール CLT
使っていた療法食は動物病院にて購入していました。
療法食はロイヤルカナンのpHコントロールCLT(当時)
現在はユリナリーS/O+CLT ドライとして製造されています。
下部尿路疾患(特発性膀胱炎、ストルバイト結石症およびシュウ酸カルシウム結石症)
顕微鏡で尿を見た
赤やピンク色の尿などの、見た目の血尿がはっきり見えない時に顕微鏡でオシッコを見てみました。
尿の中に、数多くの点が確認出来ます。
拡大するとこんな感じに見えました。
丸いのが赤血球、やや小さくて形がバラバラなのが白血球に見えます。
別の時に目視で確認出来た、やや赤い血尿を見ると、こんな風に見えました。
ほぼ、赤血球でしょうか。
数多く見えました。
生死を彷徨ったチビ助さん
膀胱結石が最初に見付かった時には、すでにけっこうな大きさでした。
実はチビ助さんは、この1年前に急性腎不全で命の危機に遭いました。
度重なる通院、入院の繰り返しで、人間が大好きな性格でも耐え切れませんでした。
体は、かなりのダメージを受けて体重も激減し、入院、手術での結石除去は諦めました。
何より、チビ助さんの病院でのストレスがMAXだったのが一番の理由でした。
元気な時は、普通に過ごしていたチビ助さんでした。
たまに出る血尿の時には、痛みからか元気が無く落ち着きもありませんでした。
病院から処方される薬で、その都度、痛みを散らしてきました。
急性腎不全で命の危機から抜け出て、それからチビ助さんは3年間生きてくれました。
いつもの、人間が大好きなチビ助さんを何度も見せてくれて、力強く生きました。
チビ助さんに教わった大切な事があります。
様々な疾病、怪我などで動物病院を受診するのは、最適な選択肢だと今でも思っています。
対象となる、その猫の性格にもよりますが、どんなにキツくても最期は、いつも居た所で過ごした方が猫本来の意思と本能を尊重する事だと感じました。
私自身、人間の精神的な気休めにも似た「この子の為に、出来る事をやってあげた」感だけで、長期の入院などはさせたくありません。
勿論、病院内で継続的に治療しなければすぐに亡くなってしまう場合は別ですが、避けられるものなら、いつもの所で過ごせてあげる事が出来るなら、病院から連れて帰ってあげたいです。
愛する猫が選んだ亡くなり方は、その猫の最後の意思だとチビ助さんから教えられました。
例えばですが、皮下点滴が出来なくなるまで、病院に通う選択をする方も当然居るでしょう。
回復が見込める、皮下点滴を否定する気は全然ありません。
それで猫が楽になるなら、少しでも元気になるなら、むしろ推奨したいです。
私も「水を飲ませないと喉が渇くだろう」「人間だったら耐えられない、あまりにも可哀想過ぎる」という事も分かり過ぎるくらい経験しました。
自分自身の感覚だけで言うと、猫の精神を追い詰める無理強いに近い事は「猫の身になると辛すぎる事」です。
最後は水を飲む事も出来ずに、枯れるように亡くなるにしても、それは猫が選んだ最期の姿だと思います。
最期の時は
ゆっくりと
ゆっくりと
安らかに、、、
休んでくださいね