猫と暮らしていると、たまに苦しそうにケホケホしている時があります。
毛づくろいで、気管付近に毛が付いて違和感がありそうに見えます。
➀毛玉を吐いた猫は長毛種
毛玉を吐いたのは、白毛の長毛種の子です。
長毛種は、毛が多くて絡まった毛玉を吐くイメージが強いです。
吐いたのはこの方
4色団子兄妹の末っ子、ユキちゃん
今年7歳になります。
見事にフサフサな毛並みです。
お尻付近の長い毛は10cm近くあります。
特に尻尾までは毛が長くて、本猫も毛づくろいに苦労しています。
ブラッシングが行き届かずに毛の塊が出来るのも、下半身、お腹周りが多いです。
実際に吐いた毛の塊
実際にユキちゃんが吐いたのは、この塊です。
1回で吐き出した量にしては、かなり多いです。
中には爪のサヤも混じっていました。
吐き出す頻度も月に2~3回と、短毛種に比べて多めです。
②短毛種も毛を吐いた
吐いたのはこの方
4色団子兄妹の長女、ショコラちゃん
今年7歳になります。
この子は基本、よく吐きます。
猫草を食べたときは100%吐きますが、毛玉はあまり出ません。
ブラッシングをしても、そんなに多くの毛が抜けないのが特徴。
毛玉を吐くのは、1カ月に1回程度です。
茶色い短毛の毛玉
③中毛種が毛玉を吐いた
吐いたのはこの方
モナアズ兄妹の妹、(右)モナカちゃん
今年の夏で3歳になります。
猫草大好きですが、そんなには吐きません。
中毛で細くてフワフワな毛並み。
毛にはウエーブがありますが、絡まる程ではありません。
異物入りの毛玉
今回、吐いた毛玉には紙素材の粘着テープが混じっていました。
何かのラッピングを噛んで遊んだのかもしれません。
毛玉対策、自家製の猫草
毎月、多くて3度、少ないときは1度の猫草をみんなにあげています。
10匹なので、1度に2~3鉢になりますが、、、。
ほとんどの、猫が美味しそうにムシャムシャ、ブチブチ、好きな様に食べています。
これは、もう少しで食べ頃の猫草です。
猫草解放の瞬間
2歳、3歳の子が奪い合っています。
ほんと大人気です。
下手したら、チュールよりも猫が集まりそうです。
毛玉対策、ヘアボール対応フード
長期的にあげるのが理想ですが、多頭飼いだと短期的なものになりがちです。
1匹飼いでも、飽きたら食べてくれません。
同じ物ばかりを食べていると、どうしても他のフードに目が行ってしまうのが猫の特徴です。
飽きないように、複数の毛玉対応フードを揃えるのもいいと思います。
うちでは、今、この3種類のフードを使っています。
毛玉対応のフードに変えて、ずっと食べてくれる猫も居ますが、ほとんどの猫は飽きっぽいです。
2袋目になると、もう食べない事がしょっちゅうあります。
これが、今のところ1番人気のフードです。
まだ、飽きて食べない子は居ないようです。
このフードで、胃に入った毛をウンチと一緒に出してくれたら苦しそうに毛玉を吐く事が減ります。
この状態がいつまで続くのか分かりませんが、全然食べなくなったら違うフードを探して、また飽きられない様にする事の繰り返しです。
毛玉対策 ブラッシング
- 猫が嫌がらずにブラッシングさせてくれる物
- 短時間のブラッシングで毛が多く取れる物
- 取れた毛が舞い散らずにまとまる物
イチオシのブラシ
スリッカーブラシ
色んな種類がありますが、出ているワイヤーが長めで、ブラッシングした時に絡んだ毛に負けない程度の堅さがある方が良く取れます。
見た感じ痛そうに思えますが、弾力性のあるワイヤーブラシなので、毛の流れに沿えば猫は気持ち良さそうな表情をして痛がる事はありません。
ワイヤーはワンタッチで全部、引っ込みます。
毛のかたまりを取る時と、使わない時に収納できる便利な機能です。
これは尖っていますが、新しい物はワイヤーブラシの先が、かなり丸く加工されています。
より猫の肌に優しい感じです。
今回のモデルはこの方
♂キナコさん
7歳
ブラッシング大好きで、全身のお手入れが終わっても、いつまでもしつこく求めてきます。
抜け毛の季節だと、首元から腰まで数回ブラッシングしたら、これだけ取れます。
結構な量です。
毛で一杯になったら、ワイヤーを引っ込めて毛のかたまりを取ります。
便利なグローブ
ペットブラッシング グローブ
2年ほど使用してます。
グローブ状になっていて、裏側はメッシュです。
手首のマジックテープで固定します。
手にはめて、手で撫でる様に使います。
触られるのが嫌な猫以外は、みんな抵抗なく使えます。
表面はシリコン製で柔らかめです。
ブラシ部は短めですが、シリコンに毛が絡んで来るので良く取れます。
これは旧型ですが、新型のグローブはブラシの数が多くなって、より多くの毛を絡め取ります。
今回のモデル
再登場
♂キナコさん
7歳です
併せて、目ヤニも取りました(笑)
抜け毛の季節なので凄い量です。
全身を数回撫でると、これくらい取れます。
最後に
基本的に、猫は毛を吐き出す動物だと言う事を念頭に置いておけば、そんなに苦になりません。
吐いて、ケロッとしてしていて普段通り元気にご飯を欲しがる時などは問題ありません。
吐いた物が白っぽいのは胃酸、黄色っぽいのは胆汁と言われています。
注意点
しょっちゅう吐いて元気が無かったり、吐こうとするけど何も出ない、激しく何度も吐く、白い液体や黄色い液体を繰り返し吐く、吐いた物に血が混じっている時などは、迷わず動物病院へ連れて行きましょう。
胃や食道などの異常、異物の誤飲、感染症、急性腎不全、中毒などの可能性があります。
私も、この中の症状がある猫を見た事がありますが、ほんとに苦しそうで、気持ち悪くて、行き場が無くて、どこかに隠れたくてしょうがない様な行動を取ります。
そんな時は、長い時間様子を見ずに、あれこれ迷わずに動物病院の先生に早急に判断をして貰うのがいいと思います。
異常に気付き、少しでも早く猫の体を楽にさせてあげる事が出来るのは、お世話をしている方々だけですから、、、。
色々と、不安な事も分からない事もありますが、猫の為に出来る事を少しずつやっていきましょう。