尿検査紙の色見本による目視確認ではなくて、分析器を使った尿検査をしてみました。
尿検査紙は10項目用を使用
10項目が調べられる尿検査紙を使います。
①白血球②亜硝酸塩③ウロビリノーゲン④タンパク質⑤pH⑥潜血⑦比重⑧ケトン⑨ビリルビン⑩グルコース
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尿分析器
クリニテック 50
卓上型尿分析器
![](https://nyanko.website/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2002-768x1024.jpg)
尿を採取
シッコをしたら、出来るだけ早くサンプリングを実施します。
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うちでは、主にシッコが掛かると砕けるチップを使用してます。
猫が埋める仕草で、チップがトレーに落ちます。
ペットシートの上層の一枚をめくって、シッコの面を出します。
![](https://nyanko.website/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2009-edited-rotated.jpg)
尿試験紙をシートに付けて、10秒ほど押しつけて染み込ませます。
![](https://nyanko.website/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2011-edited-rotated.jpg)
早くも、色が変わってきた所があります。
![](https://nyanko.website/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2014-768x1024.jpg)
全体にシッコが付いて、色が変わった所が確認出来ます。
右が付ける前
左が付けた後
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尿採取しやすい猫砂
システムトイレ対応の猫砂
撥水加工チップを使うと、ペットシーツに尿だけしか落ちません。
![](https://nyanko.website/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2032-768x1024.jpg)
撥水加工チップを使った例です。
綺麗に尿だけが落ちています。
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ペットシーツを敷いたらこんな感じです。
尿以外は吸っていません。
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実際のトイレ使用例
うちで実際に使用している所
この場所には、システムトイレが4台並んでいます。
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分析器による判別
先ほど、採取した尿検査紙を分析器のテーブル上に乗せます。
![](https://nyanko.website/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2004-768x1024.jpg)
緑色のボタンを押せば、分析開始です。
![](https://nyanko.website/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2006-768x1024.jpg)
分析終了後、感熱紙に各項目が印字されて出てきます。
![](https://nyanko.website/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2024-1024x768.jpg)
実際の分析結果
下から
①白血球②亜硝酸塩③ウロビリノーゲン④タンパク質⑤pH⑥潜血⑦比重⑧ケトン⑨ビリルビン⑩グルコース
*印の項目
白血球3+
亜硝酸塩+
タンパク質300mg/dL
ケトン±
ビリルビン1+
グルコース0.1g/dL
実際に猫から採取した尿による検査結果です。
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目視で色見本による判定。
検査紙を色見本に並べて判別します。
![](https://nyanko.website/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2028-1024x768.jpg)
分析器は色見本との比較時に判別しにくくて、どちらに当てはまるか不安な時は便利です。
しかし、各項目はほぼ、目視チェックで判別出来ます。
こんな感じで、うちでは簡易の尿検査を定期的に、猫の様子がおかしい時などに実施しています。
早期発見で、色んな対応が出来て選択肢が広がるのは確実です。
- 何か様子がおかしかった。
- そう言えば元気がなかった。
- あの時にもう悪くなっていたのだろうか。
という後悔が少なくなる可能性があります。
じっと我慢し、重症化してから初めて症状を見せる猫の為にも、簡易の尿検査を取り入れてみると良いかと思います。