2019年4月30日、平成が終わりを迎え令和へと変わる前日の事です。
この子と出会ったのは、肌寒い日の夕方で、陽が落ちる前でした。
池の中で鳴いている子猫
池の中に落ちて鳴いている子猫が居たと聞き、行ってみると、ずぶ濡れの小さな子猫が居ました。
池の縁に、しがみついている子猫を網ですくったそうです。
私が行った時、池から引き上げられた子猫は鳴く元気もありませんでした。

池の中から引き上げられた子猫
最初は段ボール箱に入れられていました。
体はタオルで拭かれていたので少し濡れている程度でした。
毛は逆立っていて、パリパリした感じです。
水を飲んで苦しそうな感じはありませんでしたが、動きはかなり悪かったです。
私は真っ先にもう一度、綺麗なタオルで体を拭いて、体温を上げる為に保温をしました。

母猫は見付からず
池の周りで親猫を探したものの、その時は見付かりませんでした。
子猫が鳴いてる所に人間が来たので、余計に警戒したのかもしれません。
子猫は見た感じ、生後3~4週間の大きさで、そこそこ動き始めたばかりの歩き方でした。

さすがに子猫は、溺れた恐怖からか、怯えたままでしたが目元だけはしっかりしていたので少し安心しました。
池の横にある職場で様子見
この時の子猫の状態は、今すぐどうにかなる様な重篤な感じは見受けられ無かったので動物病院へは直行しませんでした。
結局、翌朝まで夜通し、職場の室内で暖房を効かせて見守る事になりました。
タオルで包みながらキャリーケースに入れ、小さな体を保温して体調を見ながらの対応が続きました。
続く、、、